歯ぎしり・食いしばりの治療

当院では歯ぎしりや食いしばりにお悩みの患者様にマウスピースでの治療とボツリヌストキシン製剤療法もおこなっております。

 ボツリヌストキシン製剤療法とはボツリヌス菌から抽出したたんぱく質を使用する製剤です。これを注射することで筋肉の働きを抑制する作用があります。歯ぎしりや食いしばりが強い患者様に注入することで顎の筋肉の力を抑制することが出来ますので歯ぎしりや食いしばりに有効です。マウスピースが苦手という患者様には適した治療です。

ボツリヌストキシン製剤療法の効果

筋肉の働きを抑制することが出来る為、歯ぎしりや食いしばりだけではなく様々な効果があります。

あご先が細くなる

顎にも筋肉がありますので働きを抑制することであご先が細くシャープになりやすいです。

エラが張らなくなる

噛みしめや食いしばりを常にしていると咬筋が発達してしまい角張った形になることがあります。咬筋の働きをボツリヌストキシン製剤療法によって抑制することでエラの張りが無くなりほっそりとします。

※骨格が原因でエラが張っている場合には効果を発揮しません。

口角が上がる

年齢を重ねると口角を上げる筋肉が衰えていき、逆に口角を下げる筋肉が発達してきます。その為、口角を下げる筋肉をボツリヌストキシン製剤療法によって抑制することで口角が上がり明るい印象を与えることが出来ます。

ガミースマイルの改善

ガミースマイルとは笑った際などに歯ぐきが見えて目立つ状態です。この原因の一つとして上唇を上げる筋肉が発達しすぎていることがあります。そこでボツリヌストキシンを注入することで上唇が笑った際に上がらず、ガミースマイルが改善することがあります。

※上唇の筋肉が原因ではない場合、効果が得られない事があります。

ボツリヌストキシン製剤療法の効果はどのくらいで現われる?

ボツリヌストキシン製剤療法は個人差がありますが平均的に1週間ほどで効果が現れます。

ボツリヌストキシン製剤療法はどのくらい持つ?

こちらも個人差がありますがおおよそ4か月~半年ほど効果が持続します。尚、ボツリヌストキシン製剤療法は継続することで筋肉が抑制される期間が長くなり、治療の効果も持続期間が長くなります。

ボツリヌストキシン製剤療法を歯科医院で受けるメリットは?

ボツリヌストキシン製剤療法は皮膚科や美容外科などいくつかの医療機関で受けることが可能です。あえて歯科医院で受けるメリットはあるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、歯科医院はお口周りのプロです。例えば、エラの張りのみを取っても歯並びや歯の色が整っていないとお口元全体の美的バランスを整えることにはなりません。歯科医院ではお口元全体のバランスを総合的に見て『美』を追求することが可能です。

ボツリヌストキシン製剤療法は安全?

ボツリヌストキシン製剤療法はボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質を使用した製剤の為、ボツリヌス菌を直接注入するわけではありません。その為、ボツリヌス菌に感染する事はありません。また、製造過程で精密に検査を重ねて加熱処理も行っておりますのでエイズや肝炎に感染することもありません。感染リスクとしては極稀にヤコブ病に感染するリスクがあると言われていますが、ボツリヌストキシン製剤療法は1977年にアメリカではじめて使用されてから現在まで年間約200万件以上使用されている中で一度もヤコブ病の感染報告はありません。

 ボツリヌストキシン製剤療法の料金は?

当院のボツリヌストキシン製剤療法費用は下記の通りです。

初回 18,700円
以降一回 33,000円
3回コース 66,000円